50才代は将来のおひとりさまに備える良いタイミング

 

 

50才代とは、親と自分の終活を考える重要な世代です。

50才代の人だと親の年齢が75歳以上になっている人も多いでしょう。親の介護や看取りに直面した結果、自分自身の身の回りも整理しておかなければいけないと考える人も多いようです。つまり50才代は親と自分の終活を両方考えるべき世代となるでしょう。親と自分の終活を両方行うのは大変と思う人もいるでしょうが、反面、終活でやるべきことや手順が明確になるという利点もあります。

一般的には、男女とも60才代が終活意識が一番多いということが言えると思います。男女別では、50代女性は60代女性とほぼ変わらない割合で終活の意向がありますが、50才代男性はほかの20才代~60才代から比べても割合が一番低くなっています。50才代男性は終活という意識が比較的少ないようです。しかし終活は50才代のうちから始めたほうが良いということを みやび企画はご提案いたします。

(1)50才代が重要な理由

50才代は、①身体が衰え始める年代です。になると健康上のリスクが増えてくることがあげられます。本人は「まだまだ元気」とは思っていても、以前に比べて身体的な衰えは避けられないのが現状です。

重要)生活習慣病(成人病)を持つ人の割合は40才以降増加するため、50才代になった人はさらに注意が必要となります。実際に厚生労働省の調査では50才代男性のうち糖尿病にかかっている(もしくはHbA1c値が6.1%以上)人の割合が15.6%に上昇しています。ちなみに筆者も59歳で糖尿病と診断され、治療が現在まで至っておりますので、気をつけましょう。高血圧などのほかの生活習慣病やガンのリスクも40才代~50才代にかけて増加します。また女性の場合、閉経後に女性ホルモンが減少するために甲状腺疾患や膠原病などの自己免疫疾患のリスクが増加します。現実は、50才代以上になると、いつ健康を害してもおかしくないということです。万が一の備えとして、加入している保険の保証内容は確認して把握しておく必要があります。自分の代わりに家族や友人がわかるように、エンディングノート等に保険会社の連絡先の控えておくことも必要です。

50才代は、②責任が出てくる世代 現在は、女性が妊娠・出産する年齢も上がってきて少子化の原因のひとつともいわれています。よって現在50才代の人の中には、子供がまだ10才代で学校に通っているという家庭も少なくないのが現状です。責任ある被扶養者の世帯主がなくなってしますと、収入が途絶えた配偶者や子供が経済的に困窮する可能性もあります。また、会社でも50才代は役職についている人も多く、仕事上でも責任が大きくなってきます。万が一の時に、遺された人が困らないようにすることを考えておく必要があり、まさにそれが責任だと考えます。

50才代は、③節目を迎える人が多い世代 「50才代は親と自分の終活を考える世代」で、親の介護や看取りが実際に起こると、当然ながら自分自身の生活が大きく変わってくることが予測できます。また、子供の就職や結婚で巣立つことにより、夫婦の生活もしくは一人暮らしになるなど、生活境が変ってくる人がでてきます。ここで人生の節目を迎えることを機に、いままでの生活および習慣を見直してこれからの生活スタイルをかんがえることが、終活に取り組むひとつの責任であると考えます。

50才代は、④社会的信用度が高い年代 終活は、50才代のほうが始めやすいこともあります。老後を見据えたマネープランを立てることは重要なポイントです。個人型確定拠出年金は個人で加入できる年金で、老後のために資産を確保しておくために 資産形成の手段として考えておきたい方法です。

重要)個人型確定拠出年金は、20才以上60才未満の人が加入することができ、年金の受け取りには60才以上かつ個人型確定拠出年金の加入が10年以上あることが条件となります。

50才代は、⑤余裕をもって終活ができる年代 現役である50才代から終活をスタートさせれば、時間的にも体力的にも余裕を持った終活が行えます。早い段階から老後の資産形成や趣味つくり、健康管理など50才代ならではの終活の幅も広がり、余裕が持てます。また、50才代であれば終活セミナーやイベントなどに参加すことも容易にできると考えます。また、困ったときにちょっと助けてくれるご近所さんは、非常に心強い味方です。町内会のイベントに参加したり、商店街の人と積極的に交流したり、公民館や近所の体育館などで趣味を通じて出会いを増やしていくことは重要であるとおもいます。

(2)いまから取り組む終活でやることリスト

①エンディングノートの作成 エンディングノートを作成しておくことで、万が一のときになにかあった場合に配偶者や子供、親せきが死後事務を進めやすなります。エンディングノートは、売っているので、書きやすそうなものを探して購入しましょう。みやび企画推奨のエンディングノートもあります。

②生前整理 生前整理を事前に行うことで、意外と大変である遺品整理を最低限に抑えることができます。まだ、50才代であるため、整理整頓の延長くらいの軽い気持ちで取り組んでみるとよいと思います。親の場合は、なかなか生前整理をすすめることが、難しいことがおおいですが、自分のことは取り組んで損はないはずです。

③お金関係の整理 お金関係の整理とは、生命保険や住宅ローンなど、自分の資産と負債を明確にしておくことです。保険証券の保管場所などエンディングノートに記載しておくか、家族に伝えるかしておかないと、いざというときに遺族が保険請求できなくなるなど、困る場合があります。

④交友関係の整理 交友関係の整理とは、現在でも交流している人と、子供が学校に通っていた時のママともなど交流がなくなった人を区別しておくことです。家庭がある50才代の人は、同居家族や義理の親にも配慮しながらの終活を心掛けましょう。一人で全部決めないで、家族と相談しながら進めるように注意する必要があります。

⑤遺言書の作成 親や兄弟親せき以外に財産を譲渡したいという意向がある場合は、遺言書により遺贈先を明確にしておく必要があります。遺言書は法的に決まりがありますので、事前に調べておく必要があります。専門家に依頼することも検討してみるとよいと思います。

⑥身元保証サービス 身元保証サービスとは、配偶者や子供など身近な親族がいない人が病気やケガで入院する場合や、老後になってから介護付きの老人ホームなどに入所する場合に身元保証人となる民間サービスです。みやび企画へご相談ください。

重要①)身元保証サービスの利用者は、主に70才代以上の高齢者ですが、50才代のうちから相談や加入の検討をしておくと後々に役立ちます。

重要②)独身者の場合には、パソコンやスマホに保存しているデジタル遺産をどうするかについてもよく考えておく必要があります。遺族や身の回りの人がネットバンキングなどの存在をしらずに宙に浮いてします可能性があります。セキュリティには十分に配慮しつつ、信頼のおける第三者が管理できるような措置をとる必要があります。

いつかはおひとり様になり、その生活が長くなることが当たり前になりつつある超高齢社会。一人でも生きていけるように知識と心構えを早くから持つことが大切です。今からできることを少しづつ取り組み、悔いのない充実したおひとりさま時間すごせるように準備してください。

船橋地域のみなさんへ みやび企画がお手伝いさせて頂きます。

 

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